チョムリアップ・スオ!(クメール語でこんにちは)

ラストマイルワークスでインターンをさせていただいております大金史典(おおがね ふみのり)です!自己紹介記事もございますのでぜひご覧ください。

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過去5回にわたってこのブログを更新させていただきましたが、9月20までの夏休みもいよいよ終盤にさしかかり、自分のインターン終了がすぐそこに迫ってきました。本日はこの場を借りて、自分が企画した最後のイベントの様子、そしてそれを踏まえて今までのインターン生活の中で感じたこと、学びなどをお話させていただければと思います。

ひろしまハウスにてVRお披露目会開催!

先日このブログでお絵描き・VR体験ワークショップの様子を紹介したひろしまハウスにてVRお披露目会を開催しました。

まずはじめにその様子をお伝えします!

子どもたちの絵が現実に

今回の「お披露目会」というもの、実は前回のお絵描きワークショップとセットになったもので、子どもたちが描いた未来のカンボジアの絵を我々でVR化し、それを実際に子どもたちにお披露目してきました!

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自分たちが描いた絵が立体化、まるで触れるかのような距離にある様子にみんな興味津々、笑顔が絶えない時間となりました!

自分の描いた絵を見つけて喜んでくれるこの姿も!

子どもたちの目からVRが離れません!

まさに先生もこの表情

自分たちが描いた絵が3D化し、大興奮の子どもたち。カンボジアの子どもたち、そしてVRのこれからへ期待が高まった1日となりました。この体験が、子どもたちにとって日常的に「考える」、「想像する」きっかけになれば嬉しく思います。

インターンシップを終えて

ブログからもお気づきかもしれませんが、僕は主に子どもたち向けのイベント企画を行っておりました。今後、子ども向けイベントの様子がまとまったLASTMILEのプロモーションビデオも作成予定ですのでお楽しみに!

何かしらのイベントの企画に携わらせていただけると決まってから、カンボジアのどの層をターゲットにしたイベントを開催しようかと考えた際、真っ先に浮かんだの子どもたちでした。南米留学中は7歳のホストブラザーがいた影響で、アフリカボランティア中は孤児院にて子どものケア活動を行っていた影響で、海外において僕の周りには、常に子どもたちがいました。今回も子どもたちに関わるイベントができれば!と、最初は軽い理由で子どもたちをターゲットに決めましたが、徐々にこの国における子どもたちの重要性を感じるようになりました。

カンボジアで出会った、僕が尊敬する人の一人が「今はそんなに重要じゃない、重要なのは未来だ」ということを言っていました。一見よく聞く言葉のように思えますが、自分もこの言葉には心から同意します。

カンボジアの「今」をつくっているのは「過去」の人々です。約40年前、ポルポトによる大虐殺という負の時代を経験したカンボジア社会には今も大きくその爪痕が残っています。「考えることができる者は殺す」という考えのもと、多くの政府関係者が虐殺されたこともあり、ポルポト後からの建て直しに時間がかかり、タイやベトナムに比べて発展は遅れていると言われています。また、多くの教師も虐殺の対象となりました。その影響もあり、現在でもカンボジアにおける教師不足は深刻な問題となっています。

逆に考えれば、これから40年後を作るのは今の子どもたちです。そしてその子どもたちをどう育てるかは私たちの世代にかかっていると思います。

昔のブログでも触れたことがありましたが、カンボジアの子どもたちにとって「想像する」、「考える」ことは非常に難しいと言われています。原因は様々ですが、公立学校において美術・音楽をはじめとする情操教育が行われていないこと、そしてテレビ、本、インターネットなど様々な情報においてクメール語で得られる情報が圧倒的に少ないことが言えると思います。そのため、想像力を働かせる機会、考える機会が日本をはじめとする先進国に比べて少ないのです。そんな環境に置かれた彼らに自分は一体何ができるか、正直まだ最善の方法はわかりません。ただ、子どもたちの教育分野においても、VRが大きな影響力を持つということは、このインターン中の経験から確信することができました。

VRは過去の負の遺産も、これからの明るい未来も、両方の経験を提供することのできる、時空を超える最新技術です。時間も場所も選ばず、教育分野をはじめ、様々なコンテツを共有することができ、「見る」行動そのものが「経験する」ことにかわるVRは、カンボジア社会においても大きな影響力を持てると思います。そして、そんなこの国のVR業界の先頭に立つこの会社でインターンをさせていただけたこと、短期間ではありましたがラストマイルの一員になれたことを誇りに思っています。

上で紹介したイベントをもって、僕はこの夏のインターン期間を終えます。本当はもっともっとやりたいこと、やるべきことはありましたが、こうして「未来のカンボジアの絵を描く」イベントから「子どもたちの絵をVR化し、それを子どもたち自身に見せる」という最後まで無事に終えることができたのは、毎度的確なアドバイスをくれながら、ずっと静かに見守っていてくれた小林代表をはじめ、ディレクターの自分に対して、文句を言うどころか、常に笑顔で接し、行動してくれた現地スタッフのおかげです。

約1ヶ月半の間、本当にありがとうございました!

今後ともラストマイルワークスを、そしてこのラストマイルブログをよろしく御願いいたします!